国民栄誉賞授賞式と引退セレモニーと始球式。長嶋監督と松井秀喜の師弟関係。

連休も終りまして本日から仕切り直し。今日からまたいつものように仕事です。と言いつつこんなの書いてますが、終ったら夜までノンストップで3つの課題集中なのだ。

デザインやweb制作が仕事の割に毎年あまりGWはバタバタではないので、今回もあちこち行ってみたり基本のんびりしておりましたが、初めて国民栄誉賞受賞式をテレビで見ました。これまで授賞式と言ったって首相官邸のどっかで賞状渡されてるシーンをニュースで見たくらいの印象しかありません。ましてや大鵬みたいに死んぢゃってから国民栄誉賞授与では盛大に式典なんて出来るわけないですしねぇ。

そんなこともあってか、受賞者が元野球選手ふたりということで引退セレモニーもあった松井の背番号55は子供の日、ジャイアンツとカープ(鯉のぼり)戦、とかいろんなダジャレ的な引っかけも手伝って特番も組まれて、それを見ておりました。
始球式
ニュースサイトから拝借。

結局こうして印象に残っているのは授賞式ではなくてこの通常の公式戦1試合の始球式だったりしまして、あの長嶋茂雄がバットを振るシーンが見たいという想いの方が我々一般庶民としてはやや強かったわけで、何を受賞したかはどーでもいい!くらいだったのではないだろか。

自分もかつては野球選手を夢見てリトルリーグから中学2年まで野球三昧だったわけで、リトルリーグ時代は世田谷リーグに所属しておりました。国民栄誉賞授賞式特番ゲスト、同じ年の長嶋一茂は当時目黒東リーグにいまして一度対戦したこともありました。そのときもそうだったけど、あの長嶋の息子が試合に出るってんでギャラリーの数は大変なものでした。目黒東の試合はいつも人だかりしていたように記憶してます。ハイ。

安倍総理(←アンチ巨人ってスピーチで言っちゃってましたが…)同様、巨人ファンではなかったけど王・長嶋という野球選手は凄いなぁと思ってたわけですが、長嶋って特になんかの世界記録を樹立したわけでなく、よく言われる記録より記憶に残る野球選手と形容されます。とは言え、名選手名監督にあらずという迷信!?も見事に打ち破った実績もあってホントにカン(ピューター)だけで動いていたわけではないのは明白な事実。

どんな分野でも最高レベルでのせめぎ合いというのは、見ていて圧倒されるし正直レベル高すぎて自分にはピンと来なかったりします。松井みたいな、もうほぼ完成されている最高レベルの打者に何かを教えるって、それは一体どんなことなのだ!?と私のような凡人は思うわけです。長嶋監督の指導って、あの有名な「バッ!」とか「がっ!」とか擬音、オノマトペ的なものという印象ありますが、そもそも技術的には完成されてる打者に対するアドバイスって教科書的なものにはない、そのレベルの人同士でないとわからない何かなんだろうなと。

そういうレベルでの免許皆伝というのはこうした師弟関係からでないと不可能なことなんではないかなぁ。選ばれた者同士で築かれるものと言うか…。日本のスポーツは武道を中心にこうした関係性を重んじる習慣があって、まぁそれが時に勘違いを生んで暴力沙汰となったりもするわけですが、今回の長嶋・松井師弟コンビでの国民栄誉賞受賞は、いろんな師弟関係のありかたのひとつの例としても盛大にやった意味は大きかったなぁと、オマエ何様だと言われそうですが、そう思ったのでした。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です