紙幣デザインと製造工程のあらまし

5月も中旬に入り東京地方、今日は夏日となるとの予報で冬が嫌いな自分にとってはいい季節となりました。今年は寒い日が長かったなぁ。ってまた年末も寒くなるわけですが…。

大河ドラマを見ていて100円札と500円札を思い出したのですが、板垣退助と岩倉具視が出ていたからという短絡的な話です。1965年生まれの自分にとっては500円札はよく知っているし感覚的にはついこないだまで流通してたものですが、100円札だと結構めずらしかったですかね。ちょうど今の2,000円札みたいなもんか!?

100円札はこんなだった(画像検索より拝借)日本銀行券B100円券
100円札見本

500円札はこちら(画像検索より拝借)日本銀行券五百円紙幣B号券
500円札見本

100円札の板垣退助は土佐藩出身の政治家で、500円札の岩倉具視はお公家さんの身分で政治家。どちらさまも日本の近代化に勤めた偉人ということでお札になった人であります。ここから明治維新の話になるとキリがないので止めますが、紙幣というのは紙にデザインされたものとしてはいつの時代も最新の技術が叩き込まれたものではないかと思っております。透かして見える!という最初の驚きはお札だったのではないだろか。ま、そんなのは序の口で偽造防止技術というのがどこまで到達しているのか知りませんが、ものすごいことになってそうだ。例えばこんなのありました。「お札の偽造防止技術(現在発行されているお札)

世界中、お札に印刷されている人物というのは基本その国の偉人たちで、100円札や500円札のように政治家や武人?が戦後日本の紙幣を飾って来たわけです。最近は文化人が多くなりました。国立印刷局のサイトにお札の歴史というのがあるので見てみますと、お札の人物が政治家から文化人になってきたことで発展途上から抜け出しつつあることを示しているように見えて来ましたがどーでしょう。

お札のデザイン、肖像画の決定ってどうやって行われているのか、気になることあっても調べたことなかったので見てみましたらこんな説明がありました。

お札の肖像の選び方には特に決まりはありませんが、通貨行政を担当している財務省、発行元の日本銀行、製造元の国立印刷局の三者で協議し、最終的には日本銀行法によって財務大臣が決めることになっています。

紙幣デザイナーは『工芸官』と呼ばれ、国立印刷局に勤める公務員ということになるようです。同じく国立印刷局のサイトで「お札の製造工程(印刷工程)」というページがありましてざっと通して製造過程が写真付きで見れます。

あれこれみていると当然奥が深い歴史ある仕事の話なので面白くてキリがないのですが、折にふれたまにググってあれこれ紙幣の印刷技術を見て行こうと思います。関わること一生絶対ないけど。

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