フリー素材のイラストや画像の使い方は難しい。

最近よく目にするとか、よく聞く…という現象が時々起こる。

個人的によく見るもので言うと、例えば『ボディバッグ』ってヤツで、主に男性が背中に背負ってる縦長のポーチみたいなヤツですね。昔、ウェストポーチなるものがあって、これが結構ダサいと言われてたりしましたが、いつからこれ出始めたんだろか。

ボディバッグ見本

よく聞く言葉と言えば、『AI』だろか!? 別にイメージ画像はいらないだろけど、イメージにするとやっぱりハイテク系のこんなイメージになるみたい。

AIイメージ

で、最近ネット上はもちろんのこと、印刷物やテレビ番組中のフリップボードにも出てくる『最近よく見る』イラストがあります。これ、このテイストのイラスト最近よく見るでしょ!?

いらすとやさんイメージ

『かわいいフリー素材集 いらすとや』さんのイラストです。
いらすとやサイトイメージ
https://www.irasutoya.com/

タイトル通りフリー素材なので、誰でも無料で使わせていただけます。とは言え、以下の最低限の規定はあります。

ご利用規定
当サイトで配布している素材は規約の範囲内であれば、個人、法人、商用、非商用問わず無料でご利用頂けます。「よくあるご質問」に詳しく記載しておりますのでご利用の前に一度ご確認ください。

当サイトのイラストは以下の場合、ご利用をお断りします。
公序良俗に反する目的での利用
素材のイメージを損なうような利用
素材自体をコンテンツ・商品として再配布・販売
(LINEクリエイターズスタンプ等も含みます)
その他著作者が不適切と判断した場合

以下の場合、有償にて対応させていただきます。メニューの「お問合せ」からご連絡下さい。
素材を21点以上使った商用デザイン
素材の高解像度データの作成(高解像度イラストのサンプル)

著作権
当サイトの素材は無料でお使い頂けますが、著作権は放棄しておりません。全ての素材の著作権は私みふねたかしが所有します。

素材は規約の範囲内であれば自由に編集や加工をすることができます。ただし加工の有無、または加工の多少で著作権の譲渡や移動はありません。

その他
当サイト以外に掲載されている私の作品については、無料ではお使い頂けません。

素材を利用することによって発生したトラブルについては一切責任を負いかねます。

全ての規約は予告無く改変する場合があります。予めご了承下さい。

ご利用について

こちらのイラスト、毎日ネットに繋いで何か見てると必ずと言っていいほど目にします。メディア上で「今が旬」的な売れっ子現象はその時代ごとにありまして、かつてダンボールに絵を描きオブジェとして広告やら雑誌のページ上でよく見た日比野克彦氏の作品とか、『ヘタウマ』と言われた一連のブームや、CGが流行り出したらCG画面があちこちで見られるという現象がありました。

その時みたいなと言えなくもないほど、出回っているのですが、無料で提供されているので、上記にあるように“素材を21点以上使った商用デザイン”の場合くらいしか、残念ながら著作者には“直接”のイラスト制作費は入って来ていないものと思われます。

と言うと、「いやいやチミー、これはフリーミアムと言うヤツでなぁ〜」と言う話になるかもしれない。「サイト中のページあちこちクリックすると広告バナーが出ておるぢゃろ」と。

はい、そこはサイト見ればすぐわかります。無料のサービスをどんどん提供してユーザーを獲得してからマネタイズに入るってやつですが、それならそれでそれなりの収入を得られておられることを願うばかりです。ハイ。

で、このサイトが提供しているものに対して、なんら問題があるわけでなく、イチャモンつける理由もありません。気になるのは、『もう最近こればっかぢゃん!』という気にこちらがなってしまうほどの利用する側の姿勢の方です。と、すでに上記でイラストをこうして利用させてもらっているのですが、この記事の内容の説明のためなのだが、まぁこうして自己矛盾も抱えつつ…。

一番気になるのは、『だってタダなんだから』が利用のメイン理由なんだろうなぁってところです。

もしかしたら、多分、きっと、このサイトの主催者、イラストの制作者は「そうそう、使用料無料なんだからどんどん使ってください!」って心意気なんだろうとは思います。サイトを訪れる人が増えて、広告バナーがクリックされる機会が増えれば増えるほどいいわけだし、こういう仕組みを否定したらGoogleやYoutubeなんかの存在も否定しなくちゃならなくなる。せっかく使わせてもらえるのだから使わせてもらえばいいと思ってます。

で、例えば広告って他の広告との差でその広告が認識されるものと思っていますが、どの広告も同じテイストのイラストがアイキャッチとして使われていたとしたら、どこで差をつけるつもりなんだろうか。

言語学(というか記号論かな)で「言葉の意味は他の言葉との差異によって決められる」というのがあって、例えば犬というのはネズミではなくて猫ではなくてキリンでもないあの4本足のヤツで椅子も似てるけどちょっと違って、わんわん吠えるあの生き物…みたいな仕方であの『犬』という動物を認識するようにできているらしいです。

まぁそれは余談かもしれないけど(ってこの記事自体が余談w)差をつけて認識させるためのものに、みんなが同じもの使ってどーするってだけのことでした。

ある一定期間、ブームというのがあって、お金をたくさん使ってでも利用したいと言う素材は、イラストやモノに限らずそれは人そのもの、CM女王だったりもします。好感度の高いものにくっつけてその商品のイメージをよくするとか、親しみを持たせるとか、そういう戦略は昔からありますね。そうやっていろんな宣伝物が出来ている。

まぁだけど、基本、押し付けがましく現れてくる広告的なものって人類は敵と思うようになってしまったので、人に何かの存在を知らしめるための方法って何がいいのか、手探りの状態にまた入ってしまったのではないかと思っています。

アマゾンのダッシュボタンは現時点で最高の広告かもしれないのだけど、これからのIoTの時代、イメージに必要な素材ってどうなっていくのだろうか…

それにしても最近、イラストを発注することが少なくなっちゃってスミマセン…..