Amazon Payを利用すれば独自ネットショップ(Eコマースサイト)の売上は上がるのか!?

ここ数年、「ネットショップを立ち上げたい」という話がない。全くなくなった。3、4年くらい前までは結構打診されてたんだけど、今はめっきりなくなった状態。

困ったPAKUTASO
*PAKUTASOからお借りしました。

その3、4年くらい前から実は「今からぢゃ結構厳しいっすよ」という前置きは必須だったくらい、個人が立ち上げたネットショップで売ることが、難しくなっていました。

10年くらい前なら、その業界である程度名の知れた人なら、かなり売り上げることは出来てただろうし、そうでない人でも「おっ!」と思う何かがあれば、売れてたと思います。

だけど、普段利用しているアマゾンや楽天といった企業が年々巨大化してきて、取り扱い品も増えてくると、そこでの買い物が日常化して、他のネットショップになかなか目移りすることもない…ということが多くなってしまったという感じです。

ネットでないと見つからない、買えないものを買うということだけでなく、普段の買い物もネットでという人もかなり増えてるわけで、「欲しいものがあったらまずアマゾンで検索する」がデフォルトになってるのが実情ではないかと。

そしていつの間にやら、アマゾンの買い物はプライム会員なら翌日には送料無料でほぼ届くことになっていて、こうしたサービスのものが利用される機会が増えたことで、届ける運送業者が悲鳴を上げる事態も起こったというくらい、エラいことになってます。

巨大企業側の送料無料ってのは、個人事業主や小さな会社のeコマースにとっては非常に痛い部分です。

この世の中かなりのモノで溢れていて、日常の消耗品以外欲しいものは何? って聞かれたら「欲しいものが欲しい」というかつての名コピーが思い浮かびますが、アマゾンや楽天で難なく買えるものを自前のネットショップで売ろうと思っても、なかなか売れない時代になりました。

と、参ったなぁ部分ばっかり列記しても士気が上がらない。

そこで、なんとかがんばって呼び込めたお客さんに、いつも通りのアマゾンでの買い物のように購入していただくため、Amazon Pay(アマゾンペイ)を決済手段として導入してみてはどうかという話です。

Amazon Payトップページ
https://pay.amazon.com/jp

それでもやっぱり自前で売っているものに独自性があるのか!? とか、どこでも買えるわけではないっていうのは、かなり大きな前提になると思います。

初めて訪れたネットショップで欲しいものがあっても二の足を踏むのは、購入するのにまた新たに名前からメルアド、住所など全部指示にしたがって打ち込まなきゃいけない、あの面倒臭さです。またネットリテラシー高い人なら、リスク回避の意味でも、やたらと会員登録するのは避けるという向きも多いと思われます。

それなら、もうすでに利用しているアマゾンの決済システムを通じてなら、いつものように不安もなく買い物ができるというアドバンテージがあるかも…。

自前の独自ネットショップ(Eコマースサイト)の決済方法の選択肢に『Amazon Pay』があれば、サイトからの離脱が減り、購入されるチャンスが増えるのではということなのですが…

導入のメリット

そして運営側として、もうひとつチェックが必要なのは、現在利用しているネットショップサービスです。すでに会員登録者数が多いと、それを切り捨てることになるのでなかなか難しいですが、他の手段を検討してみることです。

何年もやっていて、調べてみたら会員登録者数の割に、普段買い物してくれてる人がかなり減ってるとか、お得意さんはだいたい決まっているなら、その人たちに利便性が向上することを説明して新しいショップで会員登録し直してもらう、そして新規顧客を獲得するための手段にするといったこともアリなのではと思います。

これから全く初めてネットショップを立ち上げるという方々は、どう売るのか、今なりのやり方やどう影響力を持たせられるかなど、ハードルは高いよなぁ。

個人のネットショップは独自性によるだろうなぁ。そして売り物はモノに限ったことでもないだろう。