最新技術のてんこ盛りより人の喜怒哀楽が見えた方がいい。

この3連休暖かい日もあれば雪の日もあり、外出はほどほどにきっちり家に籠っておりましてテレビと読書などで過ごしました。テレビはよく見ました。NHK大河ドラマは『平清盛』から幕末の『八重の桜』になりまして鎌倉時代と明治維新が好きな身としては今年も1年楽しめそうです。『八重の桜』を見た後21:00から楽しみにしていたNスペ『世界初撮影!深海の超巨大イカ』がありまして、イカファンとしては嬉々として見入っておりました。視聴率は関東地区で16.8%あったということで、宇宙の壮大なお話に負けず劣らずの内容だったと思います。上に向かわないで下に向かうのもなかなかよいではないかと。

全く民放の番組を見ないのかというとそうではなく、たまたま見たいと思う番組がNHKに集中していただけで月曜日の夜は『お試しかっ!』も見たりしましたが、『サラメシ』が見逃せないでおります。これもNHKですなぁ。
NHKばかり見るというのはおじいさんおばあさんだという印象がガキのころからあったのですが、自分がその域にいよいよ入って来たのか!?と思ったりもしますが、ドキュメンタリー系の番組はおもしろいモノが増えたと思いますがどうでしょうか。『ブラタモリ』なんか早く再開しないかと待ち遠しい。

その『サラメシ』っていうのはどういう番組かと言いますと

番組の主役は、ずばり「働く人のランチ」。
サラリーマンの昼食(サラメシ)から、多彩な職業の人々の様々なランチまでつぶさにウオッチングして、ランチに隠された仕事へのこだわりや感動のエピソードなど、働く人の今を楽しく鋭く見つめます。
ランチは、働く人々の人生そのもの。
少しでもおいしく幸せなランチにありつこうと、毎日財布とにらめっこしている全国の働く人々に贈る、おいしくてオシャレな番組です。

ということです。(番組サイトより引用)

ビジネス街などで12:00過ぎてからメシ喰いに出ると入れないか、待つかになってしまって平日12:00というのはある意味戦いの始まりです。椎名誠の本で『ひるめしのもんだい』という本があって、昼飯時に直面する悩みのあれやこれやがおもしろおかしく書かれてたなぁ。自分に関してはフリーの身であることが幸いしていつでも外に出られるので、外で食べたい時は混む前の11:30ごろに席についていられるというありがたさがあります。でもま、弁当買って来たり寒い冬場などはカップ麺でパソコン見ながら済ませることが多いですが…。

で、『サラメシ』ですが単に世の昼飯とはどんなものかを紹介しているわけではなく、ランチや弁当を通じて人間模様をあぶり出しているから面白いんだと思われます。お弁当とかランチで検索するとレシピだとかひと工夫的なハウツーものもあってとても心あたたまります(←ちょっといい人ぶってる)
お弁当画像
そいやキャラ弁というのも話題になってたなぁ。ジャケ弁というのもあってその中でも自分的にこれが一番インパクト強い。
キングクリムゾン弁当
あまりに感動したので画像拝借させていただきました。
元ネタはこれ
クリムゾン元ネタ

お弁当にまつわるお話には、ま、かわいそうなお話もあります。小中高のころ両親が共働きとか離婚とかでお弁当持って来れない子とかいました。今でもそういう状況はあると思います。『サラメシ』ではあまりにかわいそうになる話は出て来ませんが、ちょっといい話的な、しんみりと味わい深い話もあります。この番組を見たいと思うのはどんな弁当か、どんなランチかは2次的なものでお昼時の食事を通して人間の喜怒哀楽を描いてるからおもしろいんだと思います。

そういう意味でおもしろいと思う番組に『水曜どうでしょう』があります。これなんか正直撮影なんてハンディカム1台で撮ったものを編集して繋げただけっちゃーそれまでっていうくらい、映像制作で何か新しい技術や演出があるわけではないです。けど、あの4人が集まって旅に出ると人間ってなんでそんなことしでかすかなぁと、思わず笑い転げたりしんみりしたりという喜怒哀楽が素直に出てるからまた新作を期待するんだと思います。

ネットショップや商品開発の現場では買ってもらうために人に注目してもらったり人を集めたりすることがすごく難しいのだけど、その道具を使ったらこういうおもしろおかしな体験をしたというストーリーがあると、いいんだろうなぁと。『サラメシ』がその人の弁当やランチを通じて人間味をあぶり出しているように、その商品を使うとこんな成功物語があなたにも訪れますよ!的なのがあればねぇ。いいんだろうねぇ(笑)
ってちょっと最後こじつけか…。

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