潮の満ち引きの仕組みをこの際まとめてみた

毎朝起きたら窓開けてすぐ下の運河を眺めるのだけど、今日は割と潮位が高い。もちろん今日は満潮が朝の7:02(晴海)ということなので高くてあたりまえなのだけど、堤防のいつもの満潮時の水位に比べてやはり少し高いところにある。まぁ毎日こうして見てるからこういう変化に気づくようになったわけだけど、先週日曜に続いて台風が近づいているから予想潮位より高くなっているということだ。

で、よく見てみると堤防の向こう側の地べたは水面より下になっている。自分が住んでいるところはゼロメートル地帯で元々海だったところ。これもうちょっと盛っておく必要はなかったのかなぁ(笑)

そもそも湾奥でシーバスを釣るのが好きなので、引越すときに海の近くで探していたからここになったのだけど、海釣りするには潮の満ち引きに無関心だと釣れる確率が下がります。(自分の腕はさしおいて…)後中潮の夜満潮あたりで釣れる実績の高い場所とか、小潮周りで潮位が低いときに釣りたければここ!とか、季節、場所、潮周りを意識しておくと、自分なりに釣れるポイントが増えて来ます(たぶん…)こうやって引き出しが増えてくることも楽しいわけです。

ついでだから自分の整理のために潮の満ち引きについて。
潮の干満の差というのは月と太陽の引力によって起きる現象です。地球を中心に月に近い方の海は月の引力に引っ張られて膨張するので潮位が高くなるわけデス。で、その真反対も同じように膨張します。これは地球が回っているための遠心力によるとされています。
がんばって図書きました。
潮の満ち引き
月って地球の周りを24時間50分かけて回っているらしく、12時間25分で満潮から干潮へ、その逆も含めて1日に2回海水面上下してます。
よく釣りでは大潮周りがよく釣れるなどと申しますが、干満の差が大きいと潮の流れが強く(早く)なります。サカナって基本的に水が流れてくる方向へ顔向けてます。つまり川で言うと上流に向けてます。どうも海でもこの流れが早くなるほうがサカナは一生懸命泳ごうとして動きが活発になり、喰おうとする本能?が刺激されるようです。で、その大潮ってどういうことで起きるかと言うと、これもがんばって図、書きました。
新月の大潮
太陽と月が並ぶと引力が倍増して潮(さっきから潮って言ってるけど海のことデス)がさらに引っ張られるので潮位が高くなり、干潮時との差が大きくなります。実際、川の河口あたりで釣りをしていると大潮の日の下げ潮の時間帯は流れがものすごく早くなります。ちょうど満潮時や干潮時だと流れてないように見えるのですが、あきらかに轟々と流れます。

もうひとつのパターンはこれ。
満月の大潮
まぁだけど、必ずしも大潮周りが釣りに良いとは限らないんですねぇ、残念ながら。釣り人ってこういう知識を利用して自分なりの釣れる法則を作りたがる人種なのかもしれないねぇ。あるいは釣れなかった言い訳のネタに(笑)

逆に小潮ってどういう仕組みかというとこんな感じ。
半月の小潮
月と太陽が互いにそれぞれの引力を打ち消す関係になるので大きな干満の差が出来にくいということになります。

潮位の高さの変化には、気圧も関係して来ます。1ヘクトパスカル気圧が下がると海面は1cmほど高くなります。今朝、予想水位より25cm高いようでしたので、中心の気圧より25ヘクトパスカル低かったんですね。これは台風という低気圧が迫ってるからだと思いますが、気圧の話はまたこんど。
あ〜デザインと関係ない話でそこそこ時間使ってしもうた。今日は残業だ。

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